SmartGo Kifuを使ってとった棋譜はこんな感じです。
新しいゲームの設定をする
インストールが終わると、画面にアイコンが現れます。 このアイコンをクリックするとSmartGo Kifuが起動します。
『新しいゲーム』を選択します。
前図の『マイゲーム』では今まで自分で作った棋譜の一覧を見ることができます。
『マイゲーム』から『新しいゲーム』を選択しても新規の棋譜の作成はできます。
次は、対局者の名前と手合い(ハンデ)の入力をしよう。
これは指導碁なので、白番は先生だよ。
人対人の棋譜をとるので、『人間』を選択し、白番と黒番の人の名前を入力します。
(ここではローマ字で入力していますが、日本語での入力も可能です。
次に、碁盤のサイズとハンデ(置き石の数)の設定をします。
設定したら、『プレー』を押せば対局(の棋譜をとること)を開始できます。
ちなみに、ここでは19路盤を選択していますが、9路盤、13路盤の設定もできます。
互先の場合は『互先』を選択します。
置き碁の場合は、ハンデ(置き石の数)を設定します。選んだ数の置き石が自動で表示されます。
あれ?3子局にしてみたら置き石の場所がおかしくない?
ここで3子局の設定にすると、自動で表示される置き石の位置が相手から向かって3子の位置になってしまうんですよね・・・。
他にも方法があるかもしれませんが、私は自分が黒番で3子局の時は次のような方法で置き石の位置を設定しています。
互先の設定で『プレー』を押してスタートし、白番で右下の旗マーク(➡パス)を押すことで、黒を連続で打ちます。
黒を打つ⇒白パス⇒黒を打つ⇒白パス⇒黒を打つ という感じです。
これで3子局の形にできました。この方法だと自分の好きな場所に置き石を置くことができるので、自由置き碁もできます。
いよいよ対局スタート!変化図やコメントなどを入力しよう
対局しながら、どんどん手を入力します。
普通の対局だと対局中に変化図を入力することはありませんが、指導碁の時は実戦の手(自分が打った手)の入力と、先生の指導の手(『こういう手の方がいいですね、例えば・・・』とか)と、その後の展開も含めて指導をしていただいた内容をその場で入力しています。
この図では、次の黒番の着手(23手目)としてa,bの二通りを入力しています。下の方の変化図で2つの分岐になっているのがわかるでしょうか?
先生の指導もコメントとして文字入力します。
これは指導碁中にはなかなか入力できなくて、私は家に帰って見直しながら思い出せる範囲で入力しています。
左下の『再プレー』と表示されている場所を押すと色々なツールボタンが出てくるので、鉛筆マークを選びます。
右上の鉛筆マークが表示されたらそれをもう一度押すと文字入力できるようになるので、iPadのキーボードでコメントを入力します。
コメントが入力された着手は、下の方の変化図では丸の中に横線が入った表示になっています。
ちなみにこの時の手(黒番25手目)は先生に良くないと言われた手(疑問手)なので、先ほどのツールの中の『?』マークを押して後で自分が分かりやすいようにしています。
注釈のマークは他にも種類があるので、自分の好きなように使っています。私は『?』と『❁』をよく使います。
慣れてくると、指導碁中にパパっと付けられるようになってきました。
例えば、お花のようなマーク『❁』は先生に褒められた手や、先生がお勧めしてくれた手に付けています。
指導碁の時にコメントの入力ができなくても、変化図とマークだけでも入れておけば、後で家に帰ってから内容を思い出すのにとても役に立ちます。
なんせ、初手から並びなおすなんてとてもできないくらいの力量なので・・・。
もう少し強くなったら、1局の内容も思い出せるようになるのかなぁ。
地合いの計算をしよう
対局後に整地する時間が無い時や、後で『この局面でどういう形勢だったのかな?』ということが見たい時に、地合いの計算ができます。
ツールボタンの中の、碁盤っぽいマークを押します。
自動で地合いを計算してくれます。
アゲハマの数と、何目差かが表示されます。
(黒白共にアゲハマが2つで白が11目優勢)
何度か、実際に整地した時の目数と比べてみたのですが、そこそこ合っていました。
取られた石(死に石)は石の中に”・”が付いています。
ただ、多少の誤差があったり、SmartGo Kifuが死活を間違っていることもあるので、勝敗を決めるのには使っていません。
死に石の判定が間違っているときは、右下の白と黒の碁石のマークで死に石を修正することができます。
地合の計算は、あとで棋譜を見て、その時々の局面での形勢を知りたい時に使ってるよ。
棋譜のデータをメールで送ろう
『マイゲーム』で『編集』を押します。
オレンジのチェックが入っている棋譜が選択されています。選ぶ棋譜を押すと、オレンジのチェックが入ります。『すべて選択』を押すと、全ての棋譜にオレンジのチェックが入ります。
左下に『削除』と『電子メール』の表示があるので、『電子メール』を押します。
『電子メール』を押すと、メールに棋譜のデータが添付された状態になります。あとは宛先のアドレスを入力して送信します。
棋譜のデータは『.sgf』という形式のファイルになっているよ。
こちらは、メールを受信した側です。
受け取ったメールに添付された棋譜のデータが表示されています。
添付ファイルをクリックすると、ダウンロードのボタンが出るので、押します。
SmartGo Kifuがインストールされていれば、『”SmartGo Kifu”で開く』という文字が表示されます。
これを押すと、棋譜がマイゲームの一覧に追加されます。